ECサイトのセキュリティーは、非常に重要な問題です。中でも次に上げるセキュリティーに関してはもっとも脅威とされています。Open-ECでは、そのようなセキュリティー関連のトラブルが起こらないよう、ミドルウェアのAlinous-Coreの機能を利用してセキュリティー対策を行っています。
クロスサイトスクリプティングは、現在、非常に注目度の高い脆弱性です。
クロスサイトスクリプティング(Cross Site Scripting)とは、ECサイトにログインした管理者に、クラッカーが固有のURLをクリックさせてアクセスさせることにより、ECサイト管理者のECサイトのログイン権限を利用して様々なサイト妨害をすることです。具体的には次のようなことが行われてしまいます。
クッキーに対する脆弱性をなくすために一番有効なのは、クッキーを利用しないことです。また、一部分、ログインの記憶などで扱うとしても、パスワードなどの重要な情報は、ログインページのみでしか有効にならない状態にすることが必要です。
管理者ページ内のデータベースの値を変えられる重要なページへのリンクは、非常に厄介な問題です。Open-ECでは、Alinous-Coreが持っている、リファラー指定機能を利用して、重要なページには特定のページからしかアクセスできなくする機能があります。この機能を利用することにより、重要なページに対して、管理画面外のページ、もしくは公開ページに埋め込まれたリンクをクリックしてしまっても、エラーがかえされるのでデータベース内の重要な情報を更新してしまうことを避けることが出来ます。
SQLインジェクションもまた、Webアプリケーションでは非常に問題になる脆弱性です。
SQLインジェクションとは、データベースにアクセスするページのURLにフォーム経由ではなく、直接パラメータを付加したりプログラムを利用してPOSTしたりすることでデータベースの操作を行うものです。この脆弱性がある場合には
という被害が起きます。
アプリケーションのプログラミングによるアプローチとしては、HTTPのパラメータではコントロール出来ない値をSQLの中に組み込むことでSQLインジェクションを防ぐことが出来ます。例えば、ユーザのマイページでは、外部から変えることができないセッション情報の中に保存したユーザ指定を行うキーを毎回SQLで参照することでSQLインジェクションを防ぐことが出来ます。
また、ECサイトではポイントや金額を改竄できないよう、それらを変更する直前には値の整合性をきちんとチェックすることも重要です。
Alinous-Coreでのアプローチとしては、サーバサイドで変数のチェックを行うことで、本来ありえない変数が送られてしまうことを防いでいます。また、非常に重要な情報を更新、参照するページには、前述のリファラー指定を行うことによってさらに堅牢なセキュリティーを保つことが出来ます。